五行から学ぶ養生法

2017年

9月

20日

第二章:中医:蔵象学説:五臓の肝は「志は怒」 71頁♪

◆肝の志は怒りである。

 

怒は情緒が激動するときの情志の変化である。

 

人体に対する怒りの生理活動についていえば、一般に不良な刺激に属し、気血を上逆させ、陽気を昇泄させ、嘔血、下痢を引き起こす。

 

肝が疏泄を主り、陽気が昇発するのは肝の作用。

 

なので・・・・「肝の志は怒である」

 

怒が大きければ、肝の陽気の昇発が多すぎるので、

 「怒は肝を傷(やぶ)る」という。

 

逆に肝の陰血が不足し、肝の陽気の昇泄が多すぎると、少しの刺激でも、怒りやすくなる。

 

◆肝の液は涙である。

 

肝が目に開竅し、目から涙が出る。

 

涙には目を潤し、保護する功能がある。

 

涙液の分泌が正常であれば潤すだけで外に溢れないが、異物が侵入すれば大量に分泌し、清浄と異物排斥(はいせき)の役割を果たす。

 

病理の情況のもとでは涙の分泌が異常になり、肝の陰血が不足すれば両目が乾渋(かんしゅう)になる。

 

風火赤眼、肝の経脈に湿熱がこもるなどの情況のもとでは、目やにが多くなり、迎風流涙などが現れる。

 

もちろん、とても悲しければ、涙の分泌も増えるのです。

 

「涙」が出るとは、肝の異物排除作用の為だった。

もちろん、「悲しみ」などの心の作用からもでるよね(笑)

 

 

 

2017年

9月

19日

第二章:中医:蔵象学説:五臓の肝:魂とは? 70頁♪

肝の功能は女子の月経にも現れる。

 

肝血が不足するか肝が蔵血しなければ、月経の量が減り、
 ひいては閉経となるか、月経の量が増え、崩漏(不正出血)

 になる。

 ※ここでいう閉経とは月経があってあたりまえの年齢での閉経を

  意味している。急激なダイエットなどね。

 

血の量を調節する肝の功能は血液の貯蔵を前提にして、充分な血量を貯蔵してこそ効果的に調整できる。

 

ただし、肝内に貯蔵した血を外周に輸布する作業は、血液の運行における肝の疏泄功能の具現化である。

 

肝の血液調節功能は、蔵血功能と疏泄功能とが協調、平衡してこそ、完璧になる。

 

昇泄が多すぎるか蔵血功能が減退すれば各種の出血がもたらされ、疏泄が少なすぎて肝気が鬱結すれば鬱血がもたらされる。

 

また、蔵象学説では「肝は魂を蔵す」という。

 

「神に随(したが)いて往来する者、之を魂と謂(い)い」と魂とは神の変じたもの、神から派生したものである。

 

魂は神と同様に、血を主要な物質的基礎としているが、心は血を主るので神を蔵し、肝は血を蔵すので魂を蔵す。

 

肝の蔵血功能が正常であれば、魂には宿るところがある。

 

肝血が不足し、心血が欠損すれば、魂は宿るところを失い、
 驚駭(きょうがい)多夢、臥寐(かび:横たわる)不安、夢遊、夢囈(むげい:うわごと)、幻覚などが現れる。

 

「黄帝内経の霊枢」の本神篇には、「神気に従って往来する精神活動、これを魂という」とある。

 

魂の一つの定義がここにあった(笑)

 

 

 

2017年

9月

18日

第二章:中医:蔵象学説:五臓の肝:蔵血を主る 68頁♪

◆肝は蔵血を主る。

 

肝を蔵するとは、肝が血を蔵す、血量調節の生理功能を具えていること。

 

肝の蔵血功能とは、肝内の一定量の血液を貯蔵し、陽気の昇騰(しょうとう:高く上がる事)を抑制(よくせい)して過剰にさせず、肝の疏泄功能を維持して穏やかに条達させることに現れる。

 

ついで、肝の蔵血には出血を防止する重要な作用がある。

 

ただし、肝の蔵血功能には人体の各部分に分配する血量を調節することも含まれる。

 

特に外周の血量の調節に主要な役を果たす。

 

正常な情況のもとでは、人体の各部位の血量は相対的に安定している。

 

但し、人体の運動量の増減、情緒の変化、外界の気候の変化などの要素に応じて、人体の各部位の血量も変化する。

 

人体が激しく活動する情緒が激動すると、肝臓は貯蓄している血を外周に輸布して需要に応ずる。

 

人体が安静になるか情緒が安定すると、活動量が少なくなるので、外周の血液の必要量が減少し、血液は肝に貯蔵される。

 

「人臥(が)せば血は肝に帰す」のである。

 

肝の蔵血功能によって、人体の各部位の生活活動は肝との関係が密接である。

 

肝に病が生じ、蔵血功能が異常になれば、虚血が出血を引き起こしすばかりか、血液の供給不足による病変を起こす部位も少ない。

 

たとえば、肝血が不足し、目を濡養(じゅよう)できなければ、両目が乾き、かすみや夜盲になる。

 

筋を濡養できなければ、筋脈が硬直し、肢体が痺(しび)れ、屈伸(くっしん)しにくくなる。

 

「黄帝内経の素問」の「五蔵生成篇」に、「肝は血を受けて能(よく)

 く見、足は血を受けて能くあゆみ、掌(てのひら)は血を受けて能

 く握り、指は血を受けて能く摂る」とある。

 

肝が疏泄を主り、陽気の昇発が多すぎるので、「怒は肝を傷(やぶ)る」と云う。

 

逆に、肝の陰血が不足し、肝の陽気の昇泄が多すぎると、少しの刺激でも怒りやすくなる。

 

肝というのは激しいですね(笑)

 

 

2017年

9月

18日

第二章:中医:蔵象学説:五臓の肝:気機の調暢 66頁♪

◆情志を調暢(ちょうしょう:スムーズに流れる)する。

 

情志の活動は神明を主る心の生理功能の属するが、肝の疏泄効能とも密接な関係がある。

 

というのは正常な情志活動は、気血の正常な運化に依拠するからで、情志の異常が人体の生理活動に与える大きな影響も、 正常な血液の運化を妨げる。

 

肝の疏泄効能に具わる情志の調暢作用は、気機(きき)が調暢され、気血が調和し、心情も明朗になりやすい。

 

その逆であれば、肝気が鬱結(うっけつ)し、心情が抑鬱(よくうつ:気分が沈む)になりやすく、少しの刺激にも反応し鬱を溜めていく。

 

肝の昇泄が多すぎ、陽気が昇騰(しょうとう:のぼる)して上がれば、心情は焦燥(しょうそう)しやすく、少しの刺激にも怒りやすくなる。

 

これは情志に対する肝の疏泄功能の影響による。

 

逆に、情志の異常が反復する情況のもとでは、肝の疏泄功能にも影響し、肝気鬱結や昇泄過多をもたらす。

 

その他、女子の排卵と月経、男性は俳精も、肝の疏泄功能と密接な関係がある。

 

 

 

2017年

9月

17日

第二章:中医:蔵象学説:五臓の肝:気機の調暢 64頁♪

気が昇りすぎれば、気が血に従って、上逆になり、吐血、喀血など、血が上から溢れる病変が起こり、ひいては不意に昏睡状態に

陥るが、それを「気厥(きけつ)」という。

 

ひいては塊(しこり)になり、女子であれば生理不順、月経痛、

 閉経などがもたらされる。

 

気機の鬱結は、津液の輪布や代謝の障害をもたらし、痰、水など

 が生ずる。

 

血の運行と津液の輪布や代謝も気の昇降出入運動に依拠する

 ので、気機の鬱結は血行障害をもたらし、鬱血を形声する。

 

痰が経絡を阻(はばむ)ために鼓脹(こちょう)になる。

◆脾胃の運化功能を促す。

 

脾胃の運化功能が正常でるか否かは、脾の昇清と胃の降濁とが協調し、平衡しているか否かに依拠する。

 

そして、肝の疏泄功能は脾胃の昇降効能と密接な関係があり、肝の疏泄効能が正常であってこそ脾胃は正常に昇降できる。

 

肝の疏泄効能が異常であれば、脾の昇清効能に影響し、上では眩暈(めまい)、下では下痢を引き起こすばかりか・・・・・

胃の降濁効能にも影響を及ぼし、上はゲップ、嘔吐、中では腹部の脹満と疼痛、下では便秘を引き起こす。

 

前者は「肝(木)気、脾(土)を犯す、後者は「肝気、胃(土)を乗ずる」といい、肝は木であるので両者を「木旺にして土に乗ずる」と

総称する。

 

肝の疏泄は脾胃の運化効能を助け、胆汁の分泌と排泄にも現れる。

 

胆と肝が連なり、余分な肝気が蓄積すると胆汁が形成されるので、胆汁の分泌と排泄も肝の疏泄効能の一環である。

肝の疏泄効能が正常であれば、肝汁も正常に分泌、排泄され、脾胃の運化を助ける。

 

肝気は鬱結すれば、胆汁の分泌と排泄に影響し、肋下の脹満と疼痛、口苦、消化不良、ひいては黄疸を引き起こす。

 

難しい・・・・一言で体は全体でバランスをとっているって事です(笑)

三才観伝承學「翔氣塾」

翔氣塾では天地人の三才を大切にし、九星気学の「占筮」と「義理(理論)」を学ぶ教室です。

二十四節気

白露(9/8~9/22)

陰気ようやく重なりて露にごりて白色となれば也(暦便覧)

野には薄の穂が顔を出し、秋の趣がひとしお感じられる頃。

七十二候

玄鳥去(つばめさる)

燕が南へ帰って行くころ。

〔白露の末候〕

* 9月18日~9月22日ごろ。

季節は仲秋

2017年8月葉月 戊申 二黒土星 中宮
2017年8月葉月 戊申 二黒土星 中宮

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