タオの第42章 陰を背に、陽を胸に・・・・

面白いよね。

タオってはじめはただの混沌とした何かがあった。

混沌:区別がつかずにぐしゃぐしゃの状態の事。

 

それが最初の「一つめ」・・・・・

 

その「一つめ」から陰と陽が生まれた、これが「二つめ」・・・・・

 

「二つめ」の間から「三つめ」が生まれた。

 

だから、全てのものは【陰を背に負い、陽を胸に抱いている】

 

この陰と陽の二つが、中心で融け合うところに・・・・・

 

大きな調和とバランスがある。

 

人間の中にもバランスが生まれる状態がある。

 

例えば、地位の高い人(富を持った人)が
 自分を貧しい人とか地位の低い人とみなして

 つねに謙虚な気持ちでいれば

 その人の中にひとつの陰と陽のバランスが生まれる。

 

このように

 物や生き方を控えめ目に抑えた時に

 かえって得をする。

 

強引に得をした時にかえって

 大きな損をする。

 

昔の言葉にこんな言葉がある。

 

【暴力的な人は、静かな死を迎えられない】

 

これが老子がいつも

 大事にして守っている教えなのです(笑)

凄いね♪