宿曜経

宿曜占星術の成り立ち

宿曜占星術は簡単に言うとインドで生まれた占星術が中国に伝わったもの。

 

◆インドの占星術

仏教の経典の【宿曜経】の中に書かれてある占術が宿曜占星術である。

 

仏教の教えとは無関係だったのが、仏典を装ったので、弘法大師空海によって日本へ伝わり、宿曜占星術が成立した。

 

面白いね~(^^♪

 

近代科学が発達するまでは天文学と表裏一体の関係だった。

 

天文学が星や宇宙の規則性を数理的に追及していったのに対し、占星術は星や宇宙と人間との関係を求め、未来を知りたいという人間の願望に応えようとしてきました。

 

インド占星術も天の学問を人間の実用道具へと近づける試みの中で発展しきました。

 

元々はインド固有のものではなった。ヘレニズム時代に盛んになったギリシア・バビロニアの占星術が紀元二 ~ 三世紀にインドへ伝えられ、たくみにインド化されたのです。

 

インド占星術の中国化

中国という国に宿曜経を伝えたのは、不空三蔵(ふくうさんぞう)という僧侶でした。

 

唐の時代、七六四年に宿曜という言葉が記録に残っています。

 

当時の皇帝玄宗(げんそう)のもとで、長安の都は密教ブーム、日本からの学僧空海らが長安に来たのは、不空が世をさってから三〇年後の事でした。

 

【宿曜経】日本へ

空海が中国にわたり密教の奥義を授けられたのは宿曜経」が作られた四〇年後の事。

 

やがて、経典を基礎に宿曜道という占いの流派が形成され、

鎌倉時代には陰陽道と対抗するほど隆盛をみることとなった。

 

日本では中国の暦法が伝わるまで暦の無い時代が続いていた。

 

 

という事で本当に古い占星術だった云う事・・・・・次回に続く(^^

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宿曜経の学び 月を学ぼう(^^♪

それでは・・・・宿曜占星術を学びましょう(^^

 

◆宿曜占星術のホロスコープとは?

すべての人間を月の運行に従って二十七タイプに分類し、自分と関係する人との相性を判断することができる方法。

 

◆全体の構成は、宿曜占星術のホロスコープは三つの円で構成されている。

・外側の円は、一年の月の単位を現している。十二宮という。お宮様なのですね。

・中側の円は、二十七種類の人間のタイプを現している。それを二十七宿といい、人間の運命を現している。

・内側の円は、「三・九の秘法」という、対人関係や日々の吉凶を現している。

 

そこでまず「月の運行に従って」とありますが、月について少し説明します。

現在、私たちが使っている暦は、地球が太陽のまわりを一周する時間を一年とする、太陽暦(新暦)です。

この太陽暦を日本がとり入れたのは、1873年(明治6年)といいます。

 

・・・・・意外に最近で驚き。

 

それ以前の日本は1000年、太陽ではなく、月の運行(満ち欠け)をベースに作られた太陰太陽暦(旧暦)ででした。中国から伝わり日本に根付いたもの。

 

◆月の不思議

太陽よりも、月は私たちに多くの影響を与える。

    俳句の季語は旧暦の季節。

    月の満ち欠けは、人間の心に大きな影響を与えている。

    月は人間の内部にある野生をときはなす。

    潮の満干をコントロールする月のパワーは、人間の心身にもコントロールする。

    満月の夜は出産が多い。

    人の死は引き潮と深い関係がある。

    欧米の農家は満月の日にジャガイモの種を付けるという習慣がある。

    日本ではエンドウやソラマメは闇夜に種をまけという習慣がある。

 

 

このように月は私たちの多く影響を与えているこれが宿曜占星術考え方の元となっているのだろうね(^^ ・・・・次に続く

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「宿曜経」の内容について

【27宿】はインドから、【7曜】ギリシャから、これらと【12宮】によるミックスで生まれた占星術って簡単に説明(笑)・・・・・何じゃいそれ?

なので、もう少し説明すると。

・12宮:太陽が1年(12ヶ月)間で運行する軌道を12等分、
一ヶ月ごとに「宮」を設けた考え方。

・27宿:月の運行を観測して、約27.3日で公転する。だから、日々に宿る星々を     二十七宿として定めた。
この二十七宿を用いて月と地球の万物との関係を知り、物事の吉凶や、その星宿に生まれた人の運勢を推し量るのです。

・7曜:月と日、火・水・木・金・土の惑星

 

 

星の関連で、年・月・日、および個々人の吉凶に関する占法を、アジアで初めて体系化した占星術の事。

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はじめに・・・・宿曜経とは今から1230年前の占術。上住節子著書の「宿曜占法」を基本にご紹介します。

勉強会で「宿曜経」という占術を知りました。

簡単そうでいながら、学び始めると奥がふかそうな感じ・・・・・興味が湧いてしまい(笑)

いつもの癖で、分からなかったら本を書き写す。
何回も読み込む事で学ぶという事に・・・・

そこで本を探しました。
ブックオフでこの本と出会い、分かりやすいので、解説書的な役割、書き方はブログ形式で皆様にもお伝えしようと思いつきました。

気楽に楽しんでくださいね。

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