タオの第十五章 いつも「自分」でいること

いつも自分でいること・・・・・・

 

あたりまえのようで意外にできない。

 

理由は簡単、周りに「どう見られているか?」が

 気になり他人の評価基準で自分をみせようとする。

 

他人の評価基準は体に合わない服をきるようなもの。

 

だから・・・苦しい。

 

昔は・・・・・

 

タオを体得した人がいて

 それは、神秘的で、暗く、遠く、すべてに通じているようで・・・・

 測りようのない深さだったらしい。

 

【態度は慎重。

危険な冬の川を渡る人のように。

用心深く、知らない森を通る人のように。

落ち着いて油断しない。】と

ここまで読むと、根暗で臆病者に思えるが・・・・・最後が違う。

 

『それでいて・・・・人と交わるときには、

 氷が融けてゆくような滑らかさ。

 その素朴な様子は、山から伐りだされた白木のように。

 心の広さや、大きな谷を感じさせる・・・』

 

濁った水のようであり、

 濁ったままゆったりしているから

 いつしか澄んだ水となる。

 

古いものをいつしか新しいものに変化してゆく。

 

だから・・・いつも「自分」でいられる(笑)