タオの第60章 小魚を煮るように・・・・

「大きな国を治めるには

 小魚を煮るようにしろ」

 

よくこう言われる。

 

それは、

 

小魚を煮るのにあちこち突けば、

 形が崩れてしまう・・・・・そこを言うんだ。

 

道(タオ)を体得したリーダーだったら、

 そんな小煩(こうるさい)いことをしないから

 国民は迷信の鬼や悪霊を崇(あが)めなくなる。

 

鬼の霊力はなくならないが、

 その霊力は人に害をしなくなるんだ。

 

道(タオ)のリーダーは国民をいじめようとしない、

 だから国民は、この両方から痛めつけられない。

 

そして霊界にも政治社会にも

 あの見えざるパワーが

 自由に流れる事になる・・・・・・・言わば

 上にも下にも、ゆきたたるわけだ。