タオの第52章 道(タオ)は万物の母親

道(タオ)が万物を生み出す元だと思っている。

 

言い換えれば道(タオ)は万物の

 母親のこと。

 

道(タオ)という母親から生まれたわれらは

 みんな、その子となる。

 

そう知る事で、はじめて人は、

 道(タオ)の大きな優しさを知る。

 

子が母の優しさを知るように・・・・

 

そして、知ってしまったら、

 ひとは、母の懐(ふところ)に帰るようになる。

 

人には目・鼻・耳・口という穴が開いている。

 

この七つの穴をいつも開けて、

 外の刺激ばかりを追っていたら、

 心も体もやがては

 消耗してしまう。

 

時には

 その穴のうちどれかを閉めて、

 母親のところへ戻るがいい。

 

そうすれば・・・・

 

身も心も長持ちする。

 

意識してものを見たり聞いたりすることも大切。

 ことの小さな萌しにその先を見る。

 

これが明という知性。

 

でもね・・・・・

 

小さな個を包み込む全体、一体感・・・・

 

無意識界の母の

 あの柔らかさにつながること、

 それが・・・・貴方に粘り強さをくれる。

 

この微妙で柔軟な光を感受して

 自分の内側を照らせばいい。

 

君はいつも・・・・この

 大きな命の安らぎで守られる(笑)