黄帝内経 27.離合真都論篇(りごうしんじゃろん)

今日は離合真都論篇(りごうしんじゃろん)

「正気を補し、邪気を瀉す(くだす)という意である。
 気の盛衰 邪気が経脈に侵入する状況・写法・補法・気をうかがう法」

 

簡単に説明すると・・・・・邪気という悪い気が身体が弱っている時に入り込む。

身体が弱っているのだから、入った邪気はほっておくと大きく成長する。

邪気を取り除く方法に補写という方法がある。

外邪(そとからの邪気)を取り除く方法とタイミングについて説明している。

◆邪気(外邪)が入り込む理由

風寒なのど外邪が経脈に侵入する。

その状態は脈で読み取り。

寸口(気口)に現れる。

ここで分かりにくい時は、三部九候診で一経づつ探していく。

それによってどのあたりに邪があるのを知り写法を加える。

※多分、治すように針を刺す

 

写法は経脈ちゅうに流れを良く知って行う事。

今ここに邪がいる場所を知り迎え取る。

邪が元気になってからでは遅い。

 

また、邪が通りすぎても遅い。

ウイルスのような感じで移動していくのかもしれない(笑)

 

時期をずらしてからの療法は正気までも、壊してしまうのかもしれない。

分かるような気がするよね。

 

写法と補法の方法について

 

◆写法の手技

・呼吸を吸う時(吸気時)にする。
・正気は虚している状態。元気が無い状態ね。静かに深く刺していきます。
 邪気が集まってきた、呼気時に針を抜く。

 まるで身体の中の邪気という名の、小さな魔物達が集まってきたその時に呼気時に抜くのです。

 

◆補法の手技

・刺針の部分を圧(押して)さすり、爪をたてて脈気の流れを促す。

・患者の気の状態に意識を向けて、気が抜かないように心配りをする。
 ※凄いね~(^^♪ どうやるんでしょう?
・呼気時に針をさして暫く留める
・気が満ちたら呼気時に針を抜く

・これらの方法は、日が暮れるのも忘れるくらいにゆっくりと行う事

てな感じでの手技だというのです。
日が暮れるのを忘れるくらいって考えられない(笑)

それぐらいの気の長さで患者と付き合いなさいってことなのかもしれない。