黄帝内径 14湯液醪醴論(とうえきろうれいろん)

湯液醪醴論(とうえきろうれいろん)(治療法)・・・・漢字読めません(泣)

 

・湯液(トウエキ):漢方に用いられる煎じ薬の総称。

 

・醪醴(ロウレイ):「醪」とは、もろみのこと。

 「醴」とは、中国では、甘酒をさす。

  いわゆる「どぶろく」のようなもの。

薬用酒の事が素問に書いてある。

 

日本でも「酒は百薬の長」ともいわれる。

たしなむ程度なら、どんな薬よりも良いってこと。

しかも・・・・作る時にはうるち米を用いる(笑)

 

※とっても古い時代を上古といい、次に古い時代を中古と言う。

 

①   酒を上古は用いることはなかった。

   大昔は薬用酒を作るだけで、病人には用いらなかった。

   心労が少なかったのだろうとの事。

 

②   中古は薬用酒を服した、飲んだだけで万全だった。

③   今の時代は薬用酒だけでは治せない。

 

という事は、いつの時代かは分からないが、古い時代には酒だけで病気を治した時代があったという。


③の昨今は漢方薬を服して内を治し、針灸で外を治療する。

 

病気の最初は浅いもの、浅い時なら針灸や薬で治せる。

 

ところが、今時の医者は病気が浅い時に気付かず。

深くなってから治そうとする。

 

病気が深くなると患者の精神状態も乱れ、

わがままになって医者の注意を守らなくなる。

「病気と治療法がピッタリ一致しないために、

いくら良い治療をしても治らない」と岐伯先生もおしゃっている。


信頼関係が構築できないので、正しい治療も効果がなくなる。


今も昔も人は変わらない。

 

人の身体、心も治す事ができるのは、機械や物ではなく
信頼関係なのかもしれない。

中医学が盛んな時代でさえ、信頼関係が一番病を治せるといっている。

 

現代の医療現場は、このことを無視している。

 

解決できるとすれば・・・・二つの方向で進める必要があると考える。

 

一つは、患者の側の解決しなければならない課題。

     身体の事に対する、民間療法の知恵をつける。
     自分の身体は自分で管理する意識を育てる事。


もう一つは、医療知識を持った人々の活かされる場(市場)を生み出す。
     折角、育った知識を社会に還元する場を育てる事で、医療関係者も活かせる。


人間の幸せをGNP(国民総生産)やGDP(国民経済計算)などの数字で決めるなって事。

 

数字には数霊というエネルギーがある。

このエネルギーは強く人を動かす力がある。

昔の人々は数霊を上手につかって幸せを育ててきたが、今は数霊という存在を知らない。

だから、不幸を育てるために悪い使い方の数霊を社会全体に仕組み(常識)として入れ込んでいる。

数字に踊らされずに自分を活かそうねって、教えてくれている「湯液醪醴論(とうえきろうれいろん)」でした。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・早翔の補足(^^♪

うるち米を用いた薬用酒について

私たちは米を、もち米(こしひかりやササニシキ・・・等)もうるち米も同じだと思っている。
美味しく高いのがもち米で、安くって美味しくない米がうるち米。
でもね、古代から身体に良いのがうるち米といわれている。

見直そうね♪

「身体の為の食は美味しいだけではない」って事。
 

参考書籍:「初めて読む人の 素問ハンドブック」池田政一署著から