「星翔の漫歩径」非核平和都市 品川宣言

B29の爆音が消えたかナと思った瞬間だった。
舎前でピカッ!!と強烈な閃光が走った。
私はフッ飛んで空中に居たのだろうか・・・
後にピカドン!!と云う言葉で原爆を表現していたが、
ドン!!と云う音を私は聞いていない。


昭和20年8月6日午前8時15分の出来事だ。


暁船舶通信隊16710部隊幹部候補生教育中隊に配属され教育を受けていた。

同期生の内、軽傷者を入れて25名が選ばれて
消防活動・市内警備の任務についた
18才の熱い夏だった。


星翔