【論語ブログ】「君子は、食を去るとも、信を去らず」

〜信頼は、生きる力よりも尊い〜

こんにちは、翔氣塾の早翔です。

今日は『論語』の中でも、私たちの日常に深くつながる言葉をご紹介します。

子曰く、君子は食を去るとも、信を去らず
(し のたまわく、くんしは しょくをさるとも、しんをさらず)


■「食」よりも「信」を選ぶという生き方

この言葉の意味はとてもシンプルですが、実行するのは難しいことかもしれません。

「食」とは、生きていくために欠かせないもの。
つまり、命に関わるほど大事な存在です。

でも孔子は、それよりも大切なのが「信」、
つまり「信頼」や「誠実な心」だと説いています。


■信頼は、一度失うと戻らない

私たちも日々の生活の中で、

  • 小さな嘘をごまかしてしまったり、

  • 約束を軽く扱ってしまったり、

  • 「まあ、いいか」で誠実さを後回しにしたり……

そんな場面に、ふと心が揺れることがあります。

でもそこで立ち止まって考えたいのです。

🍀「信頼は一瞬で失われ、回復にはたくさんの時間がかかる」
🍀「誠実であることは、自分自身を守ることでもある」


■信頼される人とは?

「信」を大切にするとは、
他人の目を気にするのではなく、
**“自分との約束を守ること”**でもあります。

  • 嘘をつかない

  • 約束を守る

  • 言ったことを実行する

そんな当たり前をコツコツ続けることが、
君子(=人として立派な存在)への道なのだと思います。


■さいごに〜私たちが今、できること〜

今の時代、情報も食べ物もモノも溢れています。
でも、だからこそ「信頼」や「誠実さ」の価値が、
一層重く、深く問われる時代でもあります。

翔氣塾では、「気の学び」を通して、
このような“人としての在り方”も大切にしています。

🌱今日の学び:「信を守る」ことで、自分自身を信じられる人になる。

そんな気づきの積み重ねが、人生を大きく動かす力になるのだと信じています。


最後までお読みいただき、ありがとうございました。

次回もまた、論語の言葉とともに


日々を丁寧に生きるヒントをお届けします。

 

 

――翔氣塾 早翔