論語 一日一言(7月26日)
「四海の内、皆兄弟なり」
(しかいのうち、みなけいていなり)
こんにちは、翔氣塾の早翔です。
今日ご紹介する論語の言葉は
「四海の内、皆兄弟なり」
――天下にいるすべての人は、兄弟のような存在だという、孔子の理想です。
「四海(しかい)」とは、海に囲まれた中国の世界観から「世界全体」を意味する言葉。
つまり「世界中の人々は、心を通わせれば、みんな兄弟のようになれる」と孔子は言っています。
🍀兄弟って、難しくて大切な存在
兄弟って不思議ですよね。
気が合わないこともあるし、ぶつかることもある。
でも、いざという時には、一番に助けてくれる――それが兄弟。
人との関係も、実は同じなのだと思います。
初めは他人であっても、心を開き、思いやりを持って接すれば、
信頼や絆が芽生えます。
それはまるで、血縁を超えた“心の兄弟”のようなつながりです。
🌱現代にこそ響く、孔子の教え
今は、ネットやSNSで誰とでもつながれる時代。
けれど、心が通い合っているかというと、
案外、すれ違いも多い時代です。
だからこそ、この言葉が心に響きます。
「四海の内、皆兄弟なり」
一人ひとりの心に、思いやりと信頼の芽を育てていきたいですね。
🌸今日も優しさをもって、小さな一歩を。
それがきっと、世界を“兄弟”にしていく力になります。
――早翔(そうしょう)