こんにちは。翔氣塾の木村早翔です。
今日は論語の中にある、とても好きな言葉をご紹介します。
「四海之内、皆兄弟也」
(しかいのうち、みなけいていなり)
――『論語』 顔淵篇
意味は
「この世界に住む人々は、みんな兄弟のような存在である」
ということ。
でも、ここで「兄弟」と聞いて、皆さんはどんなイメージを持ちますか?
◾️兄弟って…意外と難しい相手?
私たちはよく「兄弟のように仲良く」と言いますが、実際には、兄弟だからこそケンカもします。
身近だから遠慮がなくなるし、
似ているからこそぶつかる。
私にも兄がいますが(笑)、
子どもの頃はよく言い合いもしましたし、
大人になってからも、考え方の違いで距離ができたこともあります。
「兄妹だから助け合える」なんて、
理想論に聞こえるときだってあるんです。
でも――
◾️考え方を変えると、「最強のパートナー」に
そんなときに、この論語の言葉にふれました。
「四海之内、皆兄弟也」
これは、血のつながった兄弟だけの話ではないんですね。
「人と人との関係は、兄弟のように助け合えるもの」
という教えなんです。
兄弟って、たしかに難しい。
でも、だからこそ信じ合えたとき、
それは他の誰にも負けない「味方」になります。
言い換えるなら、
「ぶつかることができる相手だからこそ、深い絆が築ける」
ということなのかもしれません。
◾️争う世界から、支え合う世界へ
この論語の言葉は、
私たちに「敵か味方か」で人を見ない考え方を教えてくれます。
知らない人、考えが違う人とも、
“兄弟のように”見てみる。
最初は抵抗があるかもしれませんが、
その目で相手を見直してみると、
意外にも「助け合える関係」が見えてくるかもしれません。
今日もどこかで、
自分とぶつかってくる人がいるかもしれません。
でもその人こそ、
“兄弟”のようなパートナーになれる可能性を秘めた存在。
ちょっとだけ見方を変えて、
「支え合う関係」を意識してみてくださいね。
では、また次回のブログで🍀