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易の60番目は節約を意味する水沢節(すいたくせつ)。
「苦節(くせつ)す。貞(てい)なるときは凶。悔(く)ゆるときは亡ぶ」
本来の目的は人生を豊に人々のために役にたつことを志すべきなのに、苦(にが)く苦しい節制などに固執しすぎて、それが過度になって目的を失ってしまっている状態です。
もともと節(せつ)は、行き過ぎを臨機応変の順応性を大切にするものです。
それを愚直に固執して、自分は意思が強いと思い違いをしてしまう。例えば、お金をためるためにしても、必要なときに有効に使うためにためるはずなのに、ためることだけに執着して本当は何のためにためているのかを見失う。
それこそ金銭の亡者の姿です。
大反省して改めれば凶を逃れることができる(笑)