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易の64卦35番は進む事の火地晋(かちしん)
「その角(つの)に晋(すす)む。維(こ)れ用(もっ)て邑(ゆう)を伐つ。厲(あやう)けれど吉にして咎(とが)なし。貞(ただ)しけれど吝(りん)」
会社に例えれば、ある程度大きくなった会社を立ち上げ、いまは会長になっている人です。
会社が大きくなると、いろいろと意見が分かれたり、上層部に反旗をひるがえすようなグループもできたりします。
そのグループが若くて過激だったりすれば、会社全体のためにそれを罰して抑え込まなければならない場合もある。
「すべては私の不徳のいたりです」といいながら、一人ひとりの顔まで知っているような小さなグループを処断したり解雇したりするわけなのです。
これは必要なこととはいえ、会社指導者としては恥ずかしいことでしょう。
国家でも家族でも、同じ例があてはまると思います。