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易の64卦20番は冷静に見るの風地観(ふうちかん)。
上爻は「その生を観る。君子なるときは咎なし」
五爻が「我が生を観る」で上爻は「その生を観る」なので、「その」が違うだけ。
つまり、「その」とは客観的な距離を置いた見方。
世間や国民やすべての人々が「その生」をみているのです。
現役から引いたとはいえ、有力な地位にあり注目の的だった人だとすれば、その後の生き方もしっかり見られているのです。「隠退しても、やっぱりあの人は見識がある生き方をしている」と人々に尊敬されていればいいけれど、というところ。
人の目ではなく、天にいつも見られている心持で、正直に慎み深く生きていれば「咎なし」ですね(笑)