人は生まれて、生き、死んで、去ってゆく。
三十の年までは若くて
命の仲間。
六十を過ぎてっからの30年は
こわばって老いてゆく。
この二つの三十の間の
壮年期の三十年は
しきりに動きまわり
どんどん固いものに近づいてゆく期間。
どうしてこんなサイクルになるかって考えた事ある?
それは、ひとが生きるための競争に
こだわりすぎるから・・・・・・・・
聞いたことがある。
生と死とは同じサイクルの中にある。
それを知って、
命をそっと大切にする人は
旅をしてもけっして
猛獣のいるところへは行かない。
軍隊に入れられても
武器をとる役には廻らない。
だから、その人の人生は
虎の爪や犀の角にでくわさないし
狂暴な人物の刃にもかかわらない。
それというのも
生をとても大事にしているから。
自分の命を大切にして生きる限り
死はつけいるすきがない。