第45章 不器用でいい

タオの働きは多すぎて、

 働きはにぶくみえる。

 

使うとなったら

 いくら使っても使いつくせない。

 

それは空っぽにみえるが

 くみだすとなると・・・・

 

いくら掬(く)んでも掬みつくせない。

 

そして水が海へゆくように

 曲がりくねりながらゆくが、

 ちゃんと目差すところへゆきつく。

 

その動きは大きいから

 見た目には不器用で無骨(ぶこつ)なのだ。

 

タオの人は・・・・

 

文句を言って争ったりしないから

 口下手にみえる。

 

人は自分の意見が認められないと

 頭にきて騒ぎ出す。

 

でも、熱くなった心に勝つのは

 静けさ。

 

清く澄んだ静けさが

 世の中の狂いを正すのです(笑)