第15章 形のない形だけのあるところ

不思議な言葉・・・・・「形のない形だけのあるところ」・・・・意味不明(笑)

五感で「なんか確(たし)かめられない」ものこそ

 本当の実在。

 

微小すぎるものは

 いくら見ようとしても見えない。

 

あまり幽(かす)かな音は

 聞こうとしても聞こえない。

 

滑らかすぎる表面は

 触ってもそれと気づかない。

 

この三つの徴のきわみは

 微細であるだけに、互いに

 融け合える。

 

そして、この三つが一つに

 融け合う空間

 それは無か空(くう)に見えるほど

 充実したもの

 もっとすごい実在といえる。

 

その空間では

 かぎりなく昇っても・・・・・

 ただ明るいとういうだけではない。

 

限りなく下へおりても

 ただ真っ暗ではない。

 

すべてが絶え間なく連続し、変化し

 動いている。

 

やがては「名のない領域」戻る。

 

これは形のない形だけのある所。

 

無いものだけの在るところ、すべてが

 捉えがたい抽象で出来ている。

 

そいつの後をついていっても

 背中は見えないし。

 

前に廻っても

 顔つきなんか分からない。

 

どうやったら捕まえられるかって?

 

今の自分の中に、そして

 万物の中に

 タオが働いてると自覚すること。

 

それは太古の太古から伝わってきている。

 

・・・・想像する、すると

 道(タオ)の全体象が

 現れてくるかもしれない。

 

「かも知れない」なのです(笑)