第14章 いつもの自分でいることだね♪

昔はタオを体得した人々がいて

 そのようすは神秘的で暗く、遠く

 すべてに通じているようで

 どうにも計り知れない深さを持っている。

 

こういう人物を言葉で書こうとすると

 比喩的になってしまう。

 

その慎重な態度は

 危険な川を渡る人のよう。

 

用心深さは、見知らぬ森を通る人のよう。

 

落ち着いて油断の無い様子は

 よその家を訪ねたお客様みたいであり

 それでいて、人と交わるさまは

 氷が融けてゆくような滑らかさがある。

 

素朴な様子は

 山から切り出したばかりの白木のようだし

 心の広やかさは、大きな谷を思わせる。

 

とにかく取りとめがなく

 濁った水のようであり

 濁ったままゆったりしているから

 いつしか澄んでゆく。

 

安らかにくつろいでいるくせに

 何時の間にか動いている。

 

そして、なにかを生み出している。

 

こういう人だから

 無理をしないよね。

 

タオをみにつけた人というのは

 消耗しない。

 

消耗しないから

 古いものを新しくする。

 

いつも「自分」らしくいられる。

 

だから、新しい変化に応じられる(笑)

究極のアンチエージングってやつですね。

タオの心を持った人になろう♪・・・・・なんてね(笑)