「空(から)」と言う言葉に何を感じる?
きっと、中身が無いって思うよね。
でもね「空っぽ」って凄いことなのです。
粘土から器を作ろうとする。
器は必ず中を空にするようにする。
だから器なのだから。
この空の部分があって
はじめて器は役に立つ。
中が詰まっていたら
何の役にもたたない。
どの家にも部屋があって
其の部屋は、うつろな空間に思える。
もし、部屋が空でなかったらと考えてみよう(笑)
ぎっしりつまっていたら・・・・・・・倉庫のように息がつけない空間となる。
部屋としては使いものにならない。
うつろで空だから
それが家の有用性なのです。
私たちは物が役に立つと思うけど
実は物の内側の
何もない虚(きょ)のスペースこそ
本当に役に立つのです。
面白いよね(笑)