第8章 水のように・・・

タオのあり方に一番近いのは

 天と地であり、

 タオの働きに一番近いのは水の働き。

 

そして、タオの人が素晴らしいのは

 水のようだということろにある。

 

水は全てのものを生かし、養う。

 

それでいて争わず、威張りもしない。

 

人の厭(いや)がる低いところへ

 先に立っていく。

 

水はよほどタオの働きに近い。

 

タオの人は、自分の居る場所を

 いつも善いところと思っている。

 

心は、深い淵のように静か。

 

付き合う人をみんな善い人だとし、

 自分の言う事は

 みんな信じてもらえると考え

 社会にいても

 タオの働きの善さを見失わない。

 

その人は、手出しをしないで

 あらゆる人たちの能力を充分に発揮させ

 人々は

 自分のいちばんよいタイミングで発動する。

 

これをひと口でまとめると

 「争うな」ということだ。

 

水のように、争わなければ

 誰からも非難をうけることばないからね(笑)