第3章 「汚い」があるから「美しい」がある♪

天と地が生まれて

 物に名がついた。

 

名とは

 物の上っ面に張り付いたもの。

 

美しいとは汚いは

 別々にあるのではない。

 

美しいものは

 汚いものがあるから

 「美しい」と呼ばれる。

 

善悪も同じ。

 

善は悪があるから

 善と呼ばれる。

 

悪があるお陰で

 善があるってこと。

 

考えてみると面白い♪

 

ものが「在る」のも

 「無い」があるから「在る」が存在する。

 

お互いに片一方だけでは、在り得ない。

 

道(タオ)の働きにつながる人は・・・・

 

簡単に在るとか無いとか善とか悪とか決め付けない。

 

ものの自然のリズムに任せる。

 

手出しはしない。

 

すべてのものは生まれて

 千変万化して動いてゆく。

 

成功したって、その成果を自分のものと主張しない。

 

主張しないから忘れられない。

 

そして、誰もその成果を奪い取ろうとはしない。