タオの第5章 道(タオ)と徳(テー)

面白い考え方に驚き(笑)

 

道(タオ)とは、萬物を生み出す働きのこと。

 

この生み出された萬物を「動かす力」を

 徳(テー)と定義している。

 

道(タオ)が生んだものを徳(テー)が養う。

 

養い育てて、形をつくり存在する場を与える。

 

だから、萬物はみんな

 道(タオ)を尊び

 徳(テー)を大切にする。

 

萬物が、道(タオ)や徳(テー)を尊敬するのは

 それが・・・・無理に押し付けられたものではないから。

 

自然に生まれて、

 本来の力を植えつけられた。

 

道(タオ)と徳(テー)は、

 法律や社会道徳ではなく

 【ものの内】にある力。

 

だから道(タオ)とは、繰り返すが

 すべてを生み出し、養い、育て・・・・・

 成熟させ、そして・・・・

 その果実が地におちたら埋めてあげる。

 

生み出したからって、自分のものにしない。

 

大変な働きをしたからって、

威張らない。

 

成功して人々の頭にたっても

 支配して操(あやつ)らない。

 

この道(タオ)の働きを

 玄徳、神秘のパワーという。

 ※玄徳とは深遠玄妙なる徳をいう。