タオの第49章 心を空にする人

面白いね。

 

タオの人って現代社会では「役立たない」脱落者に思えてしまう。

 

心を空にする人は、決まった意見はもたいない。

・・・・・・自分の意見を持たないとは「考えない人」=「できの悪い人」

 

そんな人がリーダーになると、

 人々の考え方や感じ方に

 どのようにも応じられる

 ・・・・・指針をもっていない「とんでもないリーダー」=「不要なリーダー」

そんなタオの人はいう。

 

「おれは善いものは、善しとするさ・・・・そして、悪いものも善しとする」

 ・・・・・・意味分からない、善悪は決まっている事なのに?

 

ところがこの優柔不断とも思える考え方が「タオの本当の<善さ>」だという。

 

そして、タオの人は「おれは正直者を信用する。しかし、不正直ものも信用する」

 「だって、それがタオの本当の<信じ方>だからさ」

こういうタオの人は、

 世の中にいても

 囚われないでいる。

 

心は、誰に対しても自由でいられる。

 

人々はみんな口や耳や眼を働かせ

 あれこれ言ったり見張ったりする。

 

タオの人は幼い子のように・・・・微笑んでいる(笑)

面白い事を老子さんは言うものです・・・・でも、分かるような気がする。

人は善悪で判断できないし、正直者も不正直者も信用できる時もあるし
 できない時もある。

考えさせられる言葉です(笑)