タオの第37章 静かな喜び

タオの働きには

 何もしないように見えることが多い。

 

しかし、それはものを

 つねに千変万化させてゆくのであり、

 この千変万化する働きで

 ことはいつしか調整される。

 

だから、人間は手をださなくってもいい。

 

昔の王候やリーダーたちは、

 このタオの働きに任したから、

 下の人たちは自然に静かに過ごした。

 

人々は、

 さまざまな欲望に駆られるけど・・・・・

 余計な手出しをされなければ

 自然に、静かに収まって

 素朴な生き方を喜んだ。

 

そんな、生き方ができる世界って本当にあったのかもしれない・・・・・・