物事は・・・・・
突っ張って直立するものって
折れやすい。
自分を曲げて譲る人は、かえって
終りまでやりとげることができる。
こづかれてあちこちするかに見える人は
自分なりの道を歩いていける。
ぼろぼろになった古い物は、
それ自体、新しくなる寸前にあるんだ。
物をほとんど持たない人は
持つ可能性に満ちている。
沢山に物をもった人は
ただ戸惑うばかり。
タオは教えてくれる。
人がもっていいのは「この道のひとつ」だけ。
そういう人は自我を押し付けないから、目立つ。
自分が正しいと主張しないから、人に尊敬される。
威張って見下さないから
人はリーダーにしたがる。
つまるところ・・・・・
タオの人は争わない。
だから・・・・「自分を曲げて譲る人は、かえって、終わりまでやりとげる」
この古い言葉(いましめ)は、本当だと思う。