『虚(キョ)』とは「受け容れる能力」の事。
東洋医学の基本に虚実(キョジツ)という考え方がある。
虚とは不足、例えば栄養が不足している・・・・etc
実とは多すぎ、身体に良いからと食べ過ぎるみたいに・・・・etc
虚実とはバランスの事。
その虚はタオでは「受け容れる能力」という、確かに・・・・空いていれば入れることができるよね(笑)
目に見えない大いなる流れまでも受け容れることができるのが虚。
虚と書いて「うつろ」とも読み。
虚(うつろ)で、静かな心でいること。
「静かで空虚な心」には、潜在意識の中から、こんなイメージがわく。
万物は・・・生まれ・・・育ち・・・活動して、元の根に帰って行く。
この流れは、タオの静けさにもどることを意味する。
水の行き先は・・・・・海。
草木の行き先は・・・・・大地。
いずれも静かなところ。
すべてのものは「大いなる流れ」に従って
定めのところに帰る。
タオは、このことを知ることが『智慧』であるという。
このことを知れば、静かに受け容れることができる。
自分の身の上でくよくよすることはない・・・・大丈夫とね(笑)