人というものは
生まれたときは柔らかく、弱々しいくて
死ぬときはこわばり、突っ張ってしまう。
人ばかりか、
あらゆる生き物や木や草も
生きている時はしなやかで柔らかだが
死ぬと、
枯れてしぼんでしまう。
だから、固くこわばったものは
死の仲間であり、
みずみずしく、柔らかで弱く繊細なものは
生命の仲間なのだ。
剣もただ固く鍛えたものは、折れやすい。
木も、堅く立つものは、風で折れる。
元来・・・・・・
強くこわばったものは
下にいて、
根の役をすべきなのだ。
しなやかで柔らかで
弱く繊細なものこそ
上の位置にいて
花を咲かせるべきなのだ。
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