もし政治が人民をうんと傷めつけて
人々がもう死んだほうがいい、
と思うほどになったら、
政治家は死刑でもって
人民を脅せなくなる。
もしその政治が人民をよく生かして
人々をほんとうに楽しませたら、
死刑にするのは、まあ
大欲を起こす変人だけだろうが、
そういうものはごく稀(まれ)にしか出まい。
そして・・・・・・
ほんとうに生命(ライフ)を楽しむ人たちの世では
殺す役を
天の働きに任せるようになる。
天の働きに代わって
人間が人間を殺すとすれば、
どうしても・・・・・
間違いを起こしかねないんだ。
天の刑の執行人は、
大変な力と技をもった大工のようなものだ。
こんな大工に代わって人間が
その斧を振るうんだからね、
どうしても
自分の手を傷つけることになるんだ。