タオの第70章 尊い玉を抱いている

私の言うのは

 単純で分かりやすいことなんだ。

 

そして実行するにしても

 ごく行いやすいこと。

 

それなのに世間のひとは分かろうとしないし

 まして、実行しようとしない。

 

私の言葉は

 あの深くて遠いところから

 出てきたものなんだ。

 

そして・・・・・

 

人の心に

 ずっと伝わる原理なんだ。

 

だのに、世間はただ理解しない、

 

だから・・・・・

 

私のことを知らないし、

 私のつながる深い源のことも

 まるで知らずにいる。

 

ということは、私が

 世間に稀な存在だといえる。

 

そして・・・・・

 

稀な存在とは貴重なものなんだ。

 

ただし

 

そういう者は世にもてはやされないから、

 薄汚いボロ服を着ているかもしれん。

 

しかしね。

 

彼は・・・・

 内に・・・・・その胸に・・・・・・

 尊い玉を抱いているんだよ(笑)