たとえば「人の後ろから行け」ということだがね、
ほんとうに経験のある隊長は兵士たちの
先に立って躍(はね)りこんだりしないよ。
本当の戦闘なんか仕掛けない。
このように、
人をリードしたり使ったりするひとは
かえって身を低くして、
人びとの後ろからついてゆく。
こういう深い行為を、私は
「争わない力」と言うんだ。
この「争わぬ力」で人を用いるとき
人びとのエナジーはいちばんよく流れ出る。
そしてこれが
道(タオ)の一番古くから伝わる働きなのさ。
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