タオの第66章 百千の谷の親玉(キング)

あらゆる谷から流れ出る水は、もっと・・・・

 大きな流れに入り込み

 大きな流れはやがて海にとけこむ。

 

だからこういう大河や海は

 百千の谷の親玉(キング)なのだ。

 

同じように、タオを対独したリーダーは

 自分の部下や国民をリードするとき、

 また人びとと何かをするときは

 人びとの後から行くようにする。

 

すると人びとは

 彼が上に居ることを重く感じない。

 

彼が前にいても邪魔と感じない。

 

ついに人びとはみんな・・・・

 

彼を支持し、厭(いや)がらず、

 喜んでついてくる。

 

こういうリーダーは、

 けっして争わない、だから自然に

 彼につく人たちも争わなくなるんだ。