タオの第61章 イメージしてごらん、大きな三角州(デルタ)を・・・

大きな国は低い姿勢でいるべきなんだ。

 

川はやがて三角州となるが、

 あのデルタのような姿が

 大きな国のあり方であるべきなんだ。

 

いくつもの川を受け入れる。

 

女性は静かに下にいて

 上の男性をゆったり受け入れ

 それでいて、相手を自分のものにする。

 

それと同じさ、

 このように静かで謙遜したあり方が

 世界政治の根本であるべきなんだ。

 

大国がこういう姿勢でいれば

 小さな低い三角州には

 数々の川が流れこむ、そして一緒に

 母なる海に合する。

 

こういう大自然の動きに沿う時

 世界の政治は治まるのさ、

 そこにはじめて

 世界政治の未来像が見えてくる。

 

そうじゃないか

 ほかにどんな未来像があるというんだね?