タオの第55章 赤ちゃんの握りこぶし

道(タオ)につながる人は

 柔らかい・・・・・

 

その柔らかさは、赤ちゃんの柔らかさにように。

 

赤ちゃんっていうのは

 まったく邪心がないから、

 毒虫だって刺さないし、蛇だって咬まない。

 

まして、虎や鷲なんかは手は出さない。

 

赤ちゃんっていうのは・・・・・

 

骨は細いし筋肉はふにゃふにゃ。

 

それでいて手を握ったときの

 あの拳の固さはどうだ!

 

男と女の交わりなど知らんくせに。もう

 オチンポはしっかり立つ!

 

それは赤ちゃんに

 真の精気(エナジー)が満ちているからだよ。

 

一日じゅう泣きわめいたって

 声がしゃがれないのは

 身体全体が調和しているから・・・・・

 

何に調和しているのかといえば

 道(タオ)の本源の精気と調和している。

 

このエナジーを知ることが

 本当の智慧なのだし、この

 命の力を増すことが

 幸いにつながる。

 

しかし、ひとは壮年期には

 意志や欲望のまま

 精気と命をこき使う。

 

これはかならず無理強いになって

 命を傷め、老いを早める。

 

これは・・・・・

まったく道(タオ)の人の往き方じゃないよね(笑)