道(タオ)の中を
最も深く貫いている働きは何かといえば
原点に戻る事。
再び転ずること。
それは私が・・・反、復、回、周、環と言った言葉で
幾度も語る動き。
それは・・・・
大きく転じて戻ってゆく。
この動きは
弱いといえるほどゆったりしている。
水のような柔らかな動きだ。
それは・・・・・
どこへ戻ってゆくのかって?
あの非存在、名のない領域へ。
あらゆる存在は確かに実在しているんだが、
いま「有る」存在はみな
「無い」の中に戻ってゆく。
そして、それはふたたび
「有」の存在の方へ
「名のある領域」へ、反転してゆく。
だから道(タオ)の動きは
深くて大きいと言うんだ。
tagPlaceholderカテゴリ: 翔氣塾, タオ 老子