タオの第24章 ライフには餘計(よけい)な料理なんだ

これは生きる上で大切だから

 繰り返して言うね。

 

まわりを見てごらん・・・・

 ひとに目立とうとしてバレーダンサーみたいに

 爪先(つまさき)立ちをしても、

 長くつづかないよ・・・・・じきにぐらつくんだ。

 

ひとを追い越しても大股にゆく者なんて

 どうせ遠くにはいけない・・・・・じきに

 へたばるのさ。

 

自分を・・・・・

 ひとによくみせようとばかりする者は

 自分がさっぱり分からんのさ。

 

そして・・・・自分こそ正しいって言い張る者は、

 かえってひとに認められないし

 鼻たかだかでなにかする者なんて

 誰にも尊敬されないのさ。

 

じっさい、

 プライドばかり高い人間には、誰も

 ついてゆかない。

 

これはみんなが

 ひそかに知っていることなんだよ。

 

タオの立場から見れば、こんなものは

 みんな余計な料理なんだ。

 

十分にライフを戴(いただ)いたあとの

 残りものにすぎない。

 

だから・・・・・

 

タオにつながってゆったり生きる人は

 手を出さないよ・・・・・こんなものにはね。