タオの第18章 孝行息子が出るのは

道(タオ)の大なる働きは

 太古から今にいたるまで

 ちっとも変わってやしない。

 

しかし人間の手にかかると

 崩壊現象を起こす。

 

じっさい、タオが

 堕落しはじめたんで、人間は

 仁義なんてものを説きはじめたのだ。

 

人間愛とか正義とかいうものが

 必要になったわけだ。

 

なまじ情報や知識を発達させたせいで

 大嘘や偽善や詐欺ははびこった。

 

道徳は孝行息子を褒(ほ)めるが、

 ダメ親父が家族を放り出して

 道楽するから、

 孝行息子が出るのさ。

 

国家だっておなじ。

 領主とか君主とかが、

 まったく愚かでむちゃくちゃをやり

 国が貧乏になって人民が苦しむと

 忠臣なんかが出るのさ。

 

たしかに・・・・・・と思われます(笑)