タオの第17章 最上の指導者

道(タオ)と指導者の事を話そうか。

 

いちばん上等なリーダーってのは

 自分の働きを人々にしらさなかった。

 

人々はただ・・・・

 

そんなリーダーがいるとだけ知っていた。

 

その次のリーダーは

 

人々に親しみ、褒めたたえられ、

 愛された。

 

ところが次の時代になると

 人々に恐れられるリーダーが出てきた。

 

さらに次の代になると、

 人々に侮(あなど)られる人間がリーダーになった。

 

ちょうど今の政治家みたいにね。

 

人の頭に立つ人間は、

 下の者たちを信じなくなると、

 言葉や規則ばかり作って、

 それで・・・・・

 ゴリ押しするようになる。

 

最上のリーダーはね・・・・・・

 

治めることに成功したら、あとは

 退いて静かにしている。

 

すると下の人たちは、そのハッピーな暮らしを

 「おれたちが自分で作りあげたんだ」と思う。

 

これがタオの自然にもとづく政治であり、

 これか会社でも家庭でも

 同じように通じることなんだよ。