道(タオ)と指導者の事を話そうか。
いちばん上等なリーダーってのは
自分の働きを人々にしらさなかった。
人々はただ・・・・
そんなリーダーがいるとだけ知っていた。
その次のリーダーは
人々に親しみ、褒めたたえられ、
愛された。
ところが次の時代になると
人々に恐れられるリーダーが出てきた。
さらに次の代になると、
人々に侮(あなど)られる人間がリーダーになった。
ちょうど今の政治家みたいにね。
人の頭に立つ人間は、
下の者たちを信じなくなると、
言葉や規則ばかり作って、
それで・・・・・
ゴリ押しするようになる。
最上のリーダーはね・・・・・・
治めることに成功したら、あとは
退いて静かにしている。
すると下の人たちは、そのハッピーな暮らしを
「おれたちが自分で作りあげたんだ」と思う。
これがタオの自然にもとづく政治であり、
これか会社でも家庭でも
同じように通じることなんだよ。