タオの第七章 天と地の在り方

天はひろびろとしているし、

 

地は果てしなくて、

 

ともに・・・・

 

長く久しくつづくもののようだ。

 

それというのも、天と地は

 

自分のために何かをしようとしないで、

 

あるがままでいるからだ。

 

だから、長く、いつまでも、ああなんだ。

 

タオにつながる人も

 

この天と地のあり方を知っているんで、

 

先を争ったりしない、そして

 

いつも、ひとの

 

いちばん後からついてゆく。

 

競争の外に身をおいて無理しないから、

 

身体は長保ちするわけだ。

 

つづめて言えば、

 

我(が)をはったりしない生き方だから、

 

自分というものが

 

充分に活きるんだ。