天はひろびろとしているし、
地は果てしなくて、
ともに・・・・
長く久しくつづくもののようだ。
それというのも、天と地は
自分のために何かをしようとしないで、
あるがままでいるからだ。
だから、長く、いつまでも、ああなんだ。
タオにつながる人も
この天と地のあり方を知っているんで、
先を争ったりしない、そして
いつも、ひとの
いちばん後からついてゆく。
競争の外に身をおいて無理しないから、
身体は長保ちするわけだ。
つづめて言えば、
我(が)をはったりしない生き方だから、
自分というものが
充分に活きるんだ。
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