◆水液の運化
「水湿の運化」とも云う。
水液に対する吸収、転輪、発散の作用の事。
脾の主る運化の一部をなす。
それゆえ、水液を転化する脾の功能が健在、旺盛であれば、
体内に異常な水液の停滞を生じて湿、痰、飲などを生成する
のを防止できる。
飲食物中の栄養物質は液体に属するものが多い。
水液運化の功能というのは、水穀の精微の余分の水分を随時
に肺と腎に転送し、その気化の功能によって汗と尿に化して
体外に排出する事。
逆に、水液を運化する肺の功能が減退すれば、上述のような
病理の生成物をもたらし、ひいては水腫さえもたらす。
「黄帝内経」の「素問」の「至真要大論篇」に「諸々の湿による腫満
(しゅうまん)は、皆な脾に属す」とある。
※「およそ湿気による病で、むくんだり、膨満(ぼうまん)したりする
症状はすべて脾臓に関連しているって事。
膨満(ぼうまん)とは、お腹がいっぱいに膨れ上がる事。
これが、脾虚であれば湿が生じ、脾が痰の源であるという、
脾虚水腫発祥のメカニズムである。
だから、日常の生活では、飲食物の栄養に注意するだけでなく、
脾胃の保護にも精通するべきである。
病を患ったら、病状に合わせて口を忌み、薬を服するときも
脾胃の状態を念頭に置くべきなのも、「後天の体」である脾胃
の予防と養生を現す考え方である。
この薬は辛いものを嫌うとかね♪
私の少ない知識でも、風邪のときの薬はお茶では飲まないとか
ありますよね(笑)
面白いですね・・・脾胃の重要性です(笑)