肺について・・・・・♪
肺は空気を出して入れる大本営。
治節( ちせつ )を主(つかど)り、皮毛(ひもう)を合する宰相(さいしょう)の官。
肺は胸腔(きょうこう)に位置し、左右に一つずつある。
臓のうちもっとも高いところに位置するので、「華蓋(かさ)」と云う。
肺葉はデリケートで、寒や熱に耐えられず、邪に侵されやすい。
「嬌臓(きょうぞう)」とも云う。
魄(たましい)のいるところに、気の主でもあり、五行では金に属す。
肺の主要な功能は、気を主り、呼吸を司ることである。
気とは、全身の気と呼吸の気を含む。
肺が全身の気を主ることは、
まず、気の生成特に宗気(そうき)の生成が肺に吸入する精気、
脾胃が運営する水穀の精気との結合に依拠(いきょ)する。
だから、肺の呼吸功能が健全であるか否かは、宗気の生成に影響し、全身の気の生成にも影響する。
さらに、全身の気の働きを調節しており、肺の呼吸は気の出入りに対する調節の結果なのである。
呼吸法ってあるが、きっと呼吸法は気の働きを調整できる素晴らしい方法なのかも♪
※ここで言葉の意味を補足(笑)
1、胸腔(きょうこう):哺乳(ほにゅう)類の体腔(たいこう)の一部。
肋骨(ろっこつ)に囲まれ、横隔膜で腹腔(ふくこう)と隔てられ
る。「肺・心臓」などをおさめる。
2、治節( ちせつ ):管理、調節を意味する。
3、嬌臓(きょうぞう):ひ弱な臓器の事。