心の液は汗である・・・・・面白いね(笑)
汗液は津液が陽気の蒸騰(じょうとう)で気化したのち、
玄府(げんふ:汗孔)から排出される液体。
汗液の排泄(はいせつ)は皮膚と肌理に対する衛気開閉作用に
依拠(いきょ:よりどころ)し、肌理が開けば汗液が排泄され、
肌理が閉じれば汗はでない。
汗は心の液。
血は心の主。
汗は津液(体液)が化したもので、血と津液は源が同じ。
「汗血同源」ということ。
血は心の主でもあるので、「汗は心の液」。
心は体で脈を合し、その華が顔にある。
脈は心脈のことで、心が脈を合すとは全身の血脈がみな心に
属する。
華とは色艶のことで、その華が顔にあるとは、心の生理功能が正常が否かが顔の色と艶に現れることを云う。
だから・・・・顔面は血脈が沢山ある。
次に面白いのは「心の竅(あな、きょ)は舌である」
竅(あな)とは、開竅(かいきょ)の事。
心が舌に開竅(かいきょ)するとは、舌が心の外候ということであり、 舌を「心の苗」ともいう。
舌面の功能は味覚を司(つかさど)り言葉を伝える。
正常であるか否かは神志を主る心の生理功能に依拠(いきょ)する。
心気は舌に通じていて、心が和めば舌は五味を味わえる。
舌は表皮で覆(おお)われず、血管が非常に多いので、舌の色
から気血の運行を察知するとともに、血脈を主る心の生理功能
を判断できる。
心が舌に開竅(かいきょ)することは、古代人が生理、病理
現象を長期にわたって観察して得た結論。
心の功能が正常であれば舌体は紅潤栄潤であり、柔軟で弾力
があれば味覚が鋭敏(えいびん)である。
心の陽気が不足すると舌質は淡白かつ肥大し、
陰気が不足すれば暗赤色になり痩せてしまう。
そうなんだね~♪