第二章 中医の蔵象学説の五臓について 36頁♪

五臓とは、心、肺、脾、肝、腎の総称である。

 

五臓の生理功能にはそれぞれの主るものがある。

心臓の生理功能が中心的な役割を果たす。

 

五蔵間の各種の生理功能における相互依存、相互制約、強調と平衡は、陰陽五行学説の理論で解明できる。

 

◆心について

心は生命活動の発源地、神明と血脈を主る君主の官。

 

心は胸腔の横隔膜上の位置し、円くて先端が長く、蓮のつぼみを逆さにした形をしており、外側の心包により守れれている。

       

こんな感じ?

心は神の居、血の主、脈の宗で、火に属し、生命活動を主宰するので、「君主の官」と云う。

 

心と小腸の間は、手少陰心経と手太陽小腸経が繋ぐので、

 心と小腸は表裏となる。

 

心の生理功能は二つある。

 

第一に、血脈を主すことである。

 

血を主ることと、脈を主ることの両方を含む。

 

全身の血は脈の中をめぐり、心臓の拍動によって全身に送れられ、需養(じゅよう:栄養を与える)作用を発揮する。

 

脈は血の脈で、経脈ともよび、血の府(集合の場)である。

 

脈は血液が行く通路である。

 

脈動がよく通ずるか否か、営気と血液の功能が健全か否かが、血液の正常な運行に影響する。

 

※だよね~♪

 

黄帝内経は、心臓、脈、血液が構成する系統について、

 「心は身の血脈を主る」

 

心なる者は・・・・・其の充は血脈に在り」と述べている。

 

この系統の生理的な功能はは心が主り、心の正常な拍動に依拠する。

 

だから、心臓の拍動が正常か否かがきわめて重要である。

 

たしかに・・・・・そうですね。