五臓とは、心、肺、脾、肝、腎の総称である。
五臓の生理功能にはそれぞれの主るものがある。
心臓の生理功能が中心的な役割を果たす。
五蔵間の各種の生理功能における相互依存、相互制約、強調と平衡は、陰陽五行学説の理論で解明できる。
◆心について
心は生命活動の発源地、神明と血脈を主る君主の官。
心は胸腔の横隔膜上の位置し、円くて先端が長く、蓮のつぼみを逆さにした形をしており、外側の心包により守れれている。
こんな感じ?
心は神の居、血の主、脈の宗で、火に属し、生命活動を主宰するので、「君主の官」と云う。
心と小腸の間は、手少陰心経と手太陽小腸経が繋ぐので、
心と小腸は表裏となる。
心の生理功能は二つある。
第一に、血脈を主すことである。
血を主ることと、脈を主ることの両方を含む。
全身の血は脈の中をめぐり、心臓の拍動によって全身に送れられ、需養(じゅよう:栄養を与える)作用を発揮する。
脈は血の脈で、経脈ともよび、血の府(集合の場)である。
脈は血液が行く通路である。
脈動がよく通ずるか否か、営気と血液の功能が健全か否かが、血液の正常な運行に影響する。
※だよね~♪
黄帝内経は、心臓、脈、血液が構成する系統について、
「心は身の血脈を主る」。
「心なる者は・・・・・其の充は血脈に在り」と述べている。
この系統の生理的な功能はは心が主り、心の正常な拍動に依拠する。
だから、心臓の拍動が正常か否かがきわめて重要である。
たしかに・・・・・そうですね。