五行説は五行の特性で、いろんな表現で説明される。
昨日のブログを読み直して反省 m(_ _!)m
「開竅(かいきょう)」という言葉・・・・分からないよね。
開竅(かいきょう)の「竅(きょう)」とは穴の事。
五臓にはそれぞれ表面(体表)に通じる穴があるとのことで、その穴が開竅(かいきょう)なのです(笑)。
事物の五行の属性は、現象から類推するこれらの方法の他に
間接的な演繹法もある。
◆肝は木に属し、筋を主り、目に開竅(かいきょう)するので、「筋」と「目」も木に属す。
◆心は火に属し、脈を主り、舌に開竅(かいきょう)するので、
「脈」と「舌」も火に属す。
◆脾は土に属し、肉を主り、口に開竅(かいきょう)するので、
「肉」と口も土の属す。
◆肺は金に属し、皮毛を主し、鼻に開竅(かいきょう)するので、
「皮毛」と鼻も金に属す。
◆腎は水に属し、骨を主り、耳と二陰に開竅(かいきょう)する
ので、「骨」と「二陰」も水に属する。
※二陰とは、前陰(外生殖器)と後陰(肛門)の事。
これらから、同類の物事には相関性がある。
例えば、東方は風を生じ、風は木を生じ、木は酸を生じ、酸は肝を生じ、肝は筋を生じ・・・・・・
東⇒風⇒木⇒酸⇒肝⇒筋 という感じです。
東方は肝を介して自然の風、木、、酸味の物質と結びつく。
だから、五行説とは、人と自然環境とを統合する基礎といえる。
物事を五行の特性で分類、演繹し、自然界の千変万化を五行の体系に帰納する。
人体についても同じことで、功能を単位に、各種の組織については五臓を核心する五つの生理、病理体系に帰納する。
これは、「天人相応」の観念と一致している。
注意ポイント
構造の分類を重んじる西方の実証医学と異なり、中医が強調するのは対象の全体的な功能なので、形象による比喩が出来るとの事。