五行説は五行の特性です。
事物の五行の属性を演繹、分類で紹介♪
※ちょっと分かりにくい説明だけど・・・属性別に表にしただけ。
五臓についていえば、
◆木は曲直し、枝葉が条達し、生発の特性を有する。
肝は条達を喜び、抑鬱を憎み、疏泄(そせつ)の功能を有する。
※用語説明
・抑鬱(よくうつ):気分が落ち込んで活動を嫌っている状況であり、そのため思考、行動、感情、幸福感に影響が出ている状況。
・疏泄(そせつ):木の根が四方八方にのびのびと張る様子に例えられた。疏泄とは、気機、消化活動、精神活動、胆汁の生成と
分泌などを調節する作用。
◆火は温熱で、性が炎上である。
心陽には温喣の功能がるあるので、心は火に属す。
※用語説明
・温喣(おんく):身体の温度を一定にする事。
◆土は敦厚(とんこう)で、万物を生成する特性を有する。
脾は水穀の精微を運化、輸送し五臓六腑、四肢百骸に栄養する功能があり、気血生成の源であるので土に属する。
※用語説明
・敦厚(とんこう):人間味があり誠実である様子。
・水穀(すいこく):飲食物の運化によって生成される栄養物質。
・運化(うんか):参考にしたHPは
http://www.hal.msn.to/kankaisetu/kanpokai1279.html
運化;脾の機能で、運搬し消化するという意味があります。
脾胃の機能で飲食物から栄養物質を生成するのが「化」で、
栄養物質を全身に送るのが「運」です。
消化吸収はおもに胃と小腸で行われていますが、これには脾の
運化機能が深く関係していて、脾の運化機能が正常に働くことで
四肢末端まで栄養が届けられるのです。
・百骸(ひゃくがい)参考にしたHPは
http://cjjc.weblio.jp/content/%E7%99%BE%E9%AA%B8
百骸とは、人体の多くの骨の事。
◆金は清粛(せいしゅく)、収斂(しゅうれん)の性を具え、粛降を順とするので金に属す。
※用語説明
・清粛(せいしゅく):粛清で調べる。取り締まる事。
・収斂(しゅうれん):ちぢむこと。ちぢめること。
・粛降(しゅくこう):参考にしたHPは
http://www.hal.msn.to/kankaisetu/kanpokai1279.html
粛降;肺の機能で、各臓腑へ降ろすという意味があります。下降させることにより、吸気や水分を下方へ移動させることです。体内に清気を採り入れることをいいます。採り入れた清気は下降して気道を清潔に保ちます。また、大腸の蠕動運動を促します。
◆水の性は潤下で寒潤、下行、収蔵の特性を有する。
腎は精を蔵し、水を主(つかさど)る功能を有するので水に属する。
※用語解説
・潤下(じゅんか):水の事で、浸潤(しんじゅん)しつつ流れ下る
物事の五行の属性は、現象から類推するこれらの方法のほかに、
間接的な演繹法もある。
例えば、
・肝は木に属するが、筋を主り、目に開竅(かいきょう)
するので、「筋」と「目」も木に属する。
・心は火に属し、脈を主り、舌に開竅(かいきょう)するので、
「脈」と「舌」は火に属する。
・脾は土に属し、肉を主り、口に開竅(かいきょう)するので、「肉」
と「口」も土に属する。
・肺は筋に属し、皮毛を主り、鼻に開竅(かいきょう)するので、
「皮」と「鼻」は金に属する。
・腎は水に属し、骨を主り、耳と二陰に開竅(かいきょう)するの
で、「骨」、「耳」、「二陰」も水に属する。
というように五行表の人体では、五臓と六腑と五官の属性でした。
表で覚えようとするよりも・・・・意味とか別の言葉で覚えた方が楽しいね(笑)