第一章 中医の基礎理論:陰陽の基本概念と応用 5頁

とっても難しい雰囲気の陰陽という言葉。

 

陰陽師や占いに使われる恐ろしい事が含まれているように思える。

 

中国の古代哲学では、当初そんなに難しくはない。

 

きわめて具象的な概念。

 ※具象的とは、直接「それ」とわかるようなはっきりした形を

  もっている様子。反対語は「抽象的」。

  抽象的という言葉は耳みするチャンスあるけど、具象的って 

  言葉は知らなかった(笑)。

 

陰陽とは、簡単に日光に向かう事を陽とし、背を向けるのを陰と

 した。

 

後々になって、この考えに「気候の寒暑」・「方位の上下」・「左右」

 ・「運動状態の妄道と平静」などの意味を派生し、応用されるよう

 になる。

 

古代の思想家は、あらゆる現象に正、反の両面があることに着目

 して、陰陽という概念で対立、消長する自然界の物質の二種の

 力を説明し、その二種の力を物事自身の固有のものと考えた。

 それが易経の考え方へ繋がる。

 

【陰陽学説では、世界を物質的な集合体であり、陰陽の対立が統一した結果であるととらえ、陰と陽との対立しあうのに結びつきあうという物質の属性を示す。】

 

世界とは物質的な集合体。

物質には陰と陽のタイプの二種があって、対立と統合しあう

 ことで 結果がでる。

陰と陽は「対立しあう」と「統合しあう」という物質の属性がある。

 

たとえば、「「黄帝内経 素問」の5番の陰陽応象大論(いんようおうしょうたいろん)【陰陽と病症】」には、

 

【天地なる者は、万物の上下なり。

 陰陽なる者は、血気の男女なり。

 左右なる者は、陰陽の道理なり。

 木火なる者は、陰陽の徴兆なり。

 陰陽なる者は、万物の能始なり。】

 

天地は万物の上下にあるもの。

陰陽は血気や男女のように相対しあい、相頼む。

左右は陰陽が行ってやまない道路である。

水の本性は寒、火の本性は熱である。

それぞれ陰陽の象徴である。

陰陽の変化は万物が生成されるおおもとの力である。

 

参考に「黄帝内経 素問」の5番の陰陽応象大論(いんようおうしょうたいろん)【陰陽と病症】」は ↓ にアドレスを記載(笑)

 

http://ameblo.jp/kumo-2011/entry-12261808835.html

 

今日の学びは陰陽についてでした♪