黄帝内経 62.調経論篇(ちょうけいろん) その5

黄帝内経の62番目の「調経論篇(ちょうけいろん) その5」は病理状態を説明してくれている。

 

昨日は、病理を教えてくれた。

 

1.風雨(湿)が侵入する場合。

2.皮毛の外邪侵入する場合。

3.寒湿が侵入する場合。

4.怒りによる病理の場合。

5.悲しみによる病理の場合。

 

そして、今回は、

【陽虚外寒、陰虚内熱、陽盛外熱、陰盛内寒】

 

陽虚外寒:陽気は上焦(肺と心)にあって、それが全身にめぐり

       身体を温める。

       その陽気が虚した時に寒気がくると悪寒を発する。

 

陰虚内熱:労働などにより内部の気が虚する。

       陰気が虚すと上・中・下の三焦が通じなくなる。

       体内の熱は大・小便で出て行くが、これが通じなる
       なくなるから、身体に熱が多くなる。

 

陽盛外熱:外邪が侵入した時、上焦にある陽気が充分にめぐら

       ないと、皮膚の働きが悪くなって毛孔が閉じてしまう。

       そこで衛気が体表部に充満して熱を生ずる。

 

陰盛内寒:足の方から冷え込んできて、陽気のある上焦まで
       冷える。この時陽気が充分にめぐらないと、血まで冷え

       滞ってしまう。血が滞ると経脈の流れが悪くなって、
       身体の内部まで冷えてしまう。

 

陽虚陰盛=悪寒症状。

陰虚陽盛=発熱症状。

 

陰陽は互いに交流しバランスを保っている。

だから、病理状態は多くの場合このような形で現れる。

病症は寒、熱のどちらかが主になる。

 

◆写法:患者の吸気に従って針を刺入し、針を揺るがせ針孔を
 大きくする。抜針は針孔を閉じない。

 

◆補法:刺針にあたっては患者の気を伺い、患者の呼気に従って

 針を刺入する。次の吸気に従って針を抜く。針孔は必ず閉じる。

 

という流れになっている、そんなに難しくないよね。

ここまでならね(笑)

その、覚える時のややこしさが・・・・・面白いね~♪