黄帝内経 60.骨腔論篇(こっくうろん) 59番目は割愛♪

黄帝内経 59番目は58番の続きで身体の気の穴(365個)の続きの羅列。

なので割愛して・・・・60番目の骨腔論篇(こっくうろん)とします(笑)

経絡の流注(歩行の部位)、その病症、及び治療について書かれている。

 

重要と思われるものだけを抜き出しているらしい。

 

黄帝⇒【余聞く、風邪は百病の始まり。 

      針をもってこれを治すこといかに。】

 

岐伯⇒【風外より入れば、人をして振寒(しんかん)し汗出頭痛身重悪寒せしむ。

      この治は風府にあり。】

 

後頭部が痛む時は、風府穴以外に欠盆、肩井、肩外(けんがい)兪、巨骨などの各穴を用いる。

 

風にあたると「ぞー」とする時は眉頭を刺す。

 

腰痛で屈伸できず、睾丸までひきつり痛む時は、八りょう穴と圧痛のある場所とに針刺する。

 

任脈は中枢の下から起こり、正中線を上がり、腹の中に深い場所を通り、関元穴に出て

 咽喉にまでのぼり、目まで行っている。

 この経が痛むと、男子は寒が積って疝(せん)の病症を出す。

 女子は帯下(おりもの)やしこりのできる病気になる。

 

衛脈は気衛穴(きしょうけつ)におこり、小陰腎経と並行して臍(へそ)の両側を上行し、胸の中にまで達する。

 

衛脈が痛むと、下半身にある気が上衛するようになり、動悸や息苦しさを訴えるようになる。

 

督脈は下腹に起こり恥骨の中央にくだり尿道口を通る。

 ついで生殖器をめぐり後方に向かう。

 会陰部から分かれた絡脈は腎経に合す。

 別の絡脈は膀胱経と合し目の内側から額にのぼり、百会(ひゃくえ)を通り脳をめぐって項(うなじ)にさがる。

 次に肩から背骨の両側を腰までさがる腎につづく。

 また、別の絡脈は下腹から上行し、臍(へそ)の中央を通って、心、喉、顎(あご)、唇を
 めぐって目の下の中央に出てくる。

 

督脈が痛むと、背骨が強ばる。

 また、気が下腹から胸につき上がってきて痛む。

 気がのぼるから大小便が出にくくなる。

 女子は不妊症になる。

 あるいは痔。

 遺尿症などになり口が渇く。

 これら督脈の異常に対しては、背骨の間にある経穴を治療する。

 重症の時は臍下の穴(陰交(いんこう))も治療する。

 

呼吸するたびに音が出る時は、天突穴を治療する。

 重症の時は大迎穴も用いる。

膝が伸びて曲げれない時は腱(髀関穴)を治す。


坐して膝が痛む時は機(き)(環跳穴)治す。


立ったときに膝がひきつる時は骸関(がいかん)を治す。

 

膝が痛んで足の親指にひびく時は膕(ひかがみ)(委中穴)を治す。

 

坐す時膝が痛んで、何か物でもつまっているように感じる時は関(殷門穴(いんもん)、浮郄(ふげき)穴)を治す。

 

膝が痛んで屈伸できない時は、背部の兪穴の圧痛をみてその部を治す。

 

膝が痛んで脛(すね)まで響き、おれるように痛む時は、胃経上の異常ある穴と、膀胱経と腎経の栄(通谷(つうこく)、然谷(ぜんこく)を治療する。

膝が痛み脛まで響き、だるくしびれて久しく立っていれない時は、胆経の光明穴(こうめいけつ)を治す。

 

この章は風邪の治療。

督脈の流注と病症。

膝痛の種類と治法。

について書いてくれています。

実は数年前までIT系の仕事だったので、歩けなくなるくらいに痛かった。
仕事を変え、食べ物から飲み物まで変えたら、今は全くありません(笑)
治るものなのですね♪