黄帝内経 31.熱論篇(ねつろん)

おはようございます。

朝日を浴びて書く黄帝内経楽しいですよ。


なんて半分嘘で、半分本当です(笑)

嘘は朝日を浴びて本を読む事が苦痛な時もある。

本当は書いているときの知らなかった事が整理できたときが楽しい。

人間は複雑なものなのです(笑)

 

ということで、今回は熱についてです。

身体の表面(皮膚)には陽気(衛気(えいき))がある。

※衛気とは、身体を外邪から守る機能。

 

この陽気は気温の変化に応じて変化し、外邪から身体を守ります。

 

ところが、精神的動揺、五労、飲食の過不足などで陽気が弱る事がある。

 

この陽気の働きが低下した時、寒邪が侵入する。

 

寒邪が侵入すると悪寒するが、この時に熱が出て、寒邪を追い出そうとする。

 

この病脈は経脈を通って内攻する。

 

この章では、各経脈がこの熱を持ったときの病症を教えてくれている。

 

 

①太陽経脈の熱症状。

 頭項(とうちょう:あたまのてっぺん)や腰などの膀胱経の通りが強くなり痛む。

 

②陽明経脈。

 身体が熱し、胃経の通路である目が痛む。

 鼻が乾く。じっと寝ていられない。

 

③少陽経脈の熱症状。

 胸や脇が痛み、耳の病気になる。

 

以上の三経脈は外側にある。

 

④太陰経脈の熱症状。

 太陰経脈は胃を通るので、腹が張る。咽喉が乾く。

 

⑤少陰経脈の熱症状。

 口燥、舌乾があって口渇く。

⑥厥陰(けついん)経脈の熱病症。

 胸が苦しくなる。陰嚢(いんのう)が縮まる。
 ※陰嚢とは「金玉袋」のこと。

 

以上の三陰経は中側にあり、身体の裏は腑に接している。

この裏熱は腑の熱にもなる。
腑熱は大便を下すことによりぬいてやる。

 

陽経の中でも陽明経は胃に直結している。

 

だから、陽明経の熱も腑熱になることがある。

 

注意したほしいのは「熱病の時」肉食すると再発すると記されいている。

 

「三陽経の熱は肺経を補い、熱のあろ経を写法する。

三陰経の熱は脾経を補い、胃経を写法する。

全体に軽い刺激が良いとされる」

 

との事、なんとなく分からないけど・・・・・身体の場所により、出る病症と対策があるらしい。

中心が陰経で外側が陽経というのだけ、分かった気がする(笑)