黄帝内径 15玉版諭要偏(ぎょくはんろんよう)

黄帝内径 15番は玉版諭要偏(ぎょくはんろんよう)。

 

黄帝内経で古代人の身体に関する考え方を学ぼうと思い立ち、
今日まで来た。

これまでの自分は、今と未来しかないと思っていたように思える。

「今をどういきる」かで未来が決まる。

 

今の生き方が未来を変える。

 

だから、未来のために必要な知識を得たいと思っていた。

 

気学を学ぶようになって・・・・・

 

『時間』には、今と未来の前に、生き方を教えてくれる過去があると知った。。

 

例えば、黄帝内経は、皇甫謐の鍼灸甲乙経に始る⇒唐初期、

     楊上善による『黄帝内経明堂』『黄帝内経太素』 
     全元起訓解の素問
     王冰注の素問と続く・・・・・ごめんなさい、上手に歴史を説明できない(笑)

 日本には『黄帝内経太素』の素問、霊枢の最も古いのは、
 仁和寺(にんなじ)にて国宝とされている。

※京都市右京区御室大内に宇多天皇が仁和4(888)年に創建。
※法親王の住む僧房として 「御室御所」

 

深い知識もない私には・・・・一言「すごく古い時代から」あるのみ。

 

古い時代の人々の考えた方法に「未来の参考になる考え方がある」のだけは分かる。

 

『診断法』というものは、人に対する思いやりの方法。

何を見て、何を受け止め、そして・・・・相手の為に何を伝えるかって事。

 

黄帝内経の素問には、診断法がいくつかあるが、中でも望診と脈診が大切だよって事を教えてくれる。

 

①望診⇒光沢がない顔色は死病である:ポイントは気が入っているかいないかって事。

 

②望診⇒色が下から上へ昇るように現れるのはよくない:真夜中、顔に下から上にライトを照らすと怖い・・・そんな雰囲気。

 

③望診⇒色が上から下へ現れるのは良い:イメージがつかないが、②よりは良い。

 

④望診⇒女子は左から右へ向かうように色が現れるのは悪く、右から左へ進むのは良い:乳がんになる左右にも意味があると何かの本で読んだ気がする。

 

⑤望診⇒男は右から左へ進むは悪く、左から右へ進むのは良い:ここでも男女って陰陽なのです。

 

⑥脈診⇒脈が短く感じるのは良くない:疑問・・・短いと早いは違う?

 

⑦脈診⇒熱だけで悪寒がないという温病の時、脈が弱ければ死病:症状が分からないm(_ _!)m

 

⑧脈診⇒脈が強い時は寒と熱の入り交った状態で、半身不随を起こす:怖いね~♪

 

⑨脈診⇒脈に力がない時は血の虚である:血管に血が流れるのだから・・・流れる血がなければ力ない。

 

⑩脈診⇒脈が極端な状態で現れるのはよくない、力のない脈の方が治し易い:比較対象なのかもしれない。

 

脈診では「臓腑病・経脈病・奇経病・絡病」はすべて気口で状態を知る事ができる。

 

気口っていうのは・・・・脈でわかるってこと。

 

 

 

それらは季節の状態と合っているかどうかを知り、良し悪しをしることができる。

 

たった脈ごときで五臓六腑や経絡や奇病など、からだ全体が分かる。

 

こんなに多くの情報を集め、分析し、整理して後世に伝えてくれる。

こんなに優しい診断法ってない。

 

ただ、読み方に癖がある。そこが面白い♪

◆虚と実について

 

意味は、ないこと(=虚)とあること(=実)。

 

うそと本当。防備の有無。様々の策略を使うこと等がある。

というのが今日のブログでした。

学びからの感想は?   

 

人間の知識って「分からないからやらない」ではなく

「ただ眺めていても、いつか知識になる」って事。

何日も同じ文字をみていると、文殊の神様が傍に降りてくる。

三人でなくても、一人でも降りてきてくれる。そんな学びでした。